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[Vol.092 2025年2月号]
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Chiralscreen® OH お試しキャンペーン
ライフサイエンス製品営業部 魚﨑

まだ寒さが厳しい冬の季節ですが、春の訪れを待ち望む今、新たなキャンペーンが3月からスタートします! 今回は『Chiralscreen® OH お試しキャンペーン』を実施いたします!この絶好の機会に、Chiralscreen® OHをお試しください。
キャンペーン 内容 |
Chiralscreen® OH-Trial(お試し用酵素セット)を無料でご提供いたします。 また12種酵素のスクリーニング用キット、合成用酵素も半額でご提供いたします。 ※無料のお試しセットはForms(https://forms.office.com/r/My6HnJUc0i)よりお申込みいただけます。 |
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キャンペーン 期間 |
2025年3月3日(月)~2025年8月29日(金) 受注分まで | ||
対象製品 | 製品番号 | 製品名 | キャンペーン価格(税別) |
01005 | Chiralscreen® OH-Trial 5mg×5種(E001, E007, E031, E039, E078) |
無料 (お一人様1つまで) |
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01112 | Chiralscreen® OH 5mg×12種(E001, E002, E007, E008, E031, E038, E039, E048, E070, E078, E093, E152) |
25,000円 | |
82XXX | Chiralscreen® EXXX 50mg | 9,000円 | |
85XXX | Chiralscreen® EXXX 250mg | 22,500円 | |
84XXX | Chiralscreen® EXXX 1,000mg | 49,000円 |
詳細はこちらのキャンペーンページをご確認ください。⇒ Chiralscreen® OH お試しキャンペーン
日本薬学会第145年会の
お知らせ
ライフサイエンス研究開発C 大西(あ)

東風吹かば にほひおこせよ梅の花、
主なしとて 春を忘るな
梅の木も飛んできた“福岡(大宰府)”へ みんな集まれ~
来月、3月26日から29日まで、日本薬学会年会第145回が、福岡国際会議場、マリンメッセ福岡B館、福岡サンパレスにおいて開催されます。ダイセルではこれまで、年会期間中に併設される日本薬科機器協会主催の新技術・新製品セミナーにおいて“キラルカラム、アキラルカラム”のユーザー様に向け “お役立ち情報” を発信して参りました。今回は恒例のカラムの情報に加えて、長年、酵素法による製造を行ってきたダイセル蓄積酵素ライブラリー、“酵素キット“キラルスクリーン®”、インドGr.会社・発のビジネス、医薬品の不純物標準試薬・安定同位体標識化合物(ラベル化標品)である“ファーマスタンダード”および細胞間の情報伝達物質として今、大注目の“エクソソーム自動単離・精製システム” の4タイトルで幅広~くライフサイエンス領域のお客様のお役に立つ情報を発信させて頂きます。発表日時と各演題は下記の通りです。よりどりみどり、是非、お立ち寄りになって頂ければ幸甚です。
- 13:30~13:50
- 常温常圧で使用する不斉合成用酵素試薬・キラルスクリーン®
- 13:55~14:15
- 「ファーマスタンダード」ニトロソアミン等の合成・分析サービス
- 13:30~13:50
- 誰でもわかる液クロキラル分析条件の見つけ方と面白メルマガ紹介
- 15:33~15:55
- エクソソームの単離を簡単に!新しいオールインワン精製システム
第105回日本化学会春季年会(2025)
のお知らせ
ライフサイエンス研究開発C 大西(あ)

春が来た~♪、春が来た~♪、
化学会年会もやって来た~♪!
来月、3月26日から29日まで、関西大学・千里丘キャンパスで第105回日本化学会春季年会(2025)が開催されます。関西で日本化学会春季年会が開催されるのは、2019年の甲南大学・岡本キャンパス以来の6年ぶりですね、 関西万歳!ビバ・関西! すみません、京都出身なもので… 今年もダイセルは展示ブースを出展いたします。そして、この案内文を書いている自分も展示ブースに立ちますので、キラルカラム、アキラルカラム、その他あんなことや、こんなことを (多分、言える範囲で) 何でもお答えしますので、是非、お立ち寄りくださいませ。
思い起こせば、1994年頃から、ほぼ毎回、化学会展示ブースに立っているような気がします。この頃は自分が立っていないと、“ヤツの身に何かあったのか?”と(単に年齢のせいですが)知り合いに心配されたりする、生存確認の場にもなっているようですが…
ポスター・展示会場は二つあるうちの、4号館 地下 1階 ですので、どうかお間違えなく。皆さまのお越しを首を長~くしてお待ちしております。
ダイセル ライフサイエンスSBUの
アウトリーチ活動のご紹介
- SSH 龍野高校様との取り組み –
ライフサイエンス研究開発C 大倉、坂口
ダイセルの総合研究所の流れをくむ、姫路の拠点イノベーション・パークでは、色々な部門の研究部隊が在籍しており、各部門の特色を活かしながら、地域の方々へアウトリーチ活動(社外・地域の方々にダイセルの研究開発内容のご紹介、さらには、広い意味で研究開発自体に興味をもっていただけるような活動)を実施しております。
先日12月10日、11日におきましても、同じ西播磨地域にございます兵庫県立龍野高等学校様(以下、龍野高校様)の高校一年生をお招きし、各部門の研究開発内容に関連した「研究テーマ提供」および「研究テーマ遂行のお手伝い」をさせていただきました。龍野高校様は平成25年度から文部科学省が定める先進的な理数教育を実施する研究開発校、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けていらっしゃり、様々なプログラムを実施されていますが、今回はその企業研修プログラムとして実施いただきました。
ここでは、我々ライフサイエンスSBUで担当した内容を少しご紹介いたします。
ライフサイエンスSBUでは、皆様ご存知のように、クロマトグラフィー用カラムとして、多様な充填剤の粒子径、多様なカラムサイズをラインナップとして取り揃え、お客様の用途に応じてご選択いただくことで、これまでご愛顧いただいて参りました。
今回のアウトリーチ活動では、カラム精製における「充填剤の粒子径」「カラムサイズ」の『妙』を体感いただくべく、抹茶から抽出した色素成分をシリカゲルのオープンカラムで分離いただき、そのカラムの『シリカゲル粒子径』、『シリカゲル重量』の影響を評価・考察いただきました。(なお、実験のプロトコルは山梨大学 応用化学科 植田郁生 先生が公開されている実験プロトコルを参照しております。)
実験としては、以下を順に実施いただきました。
- ・抹茶粉末からアセトン溶媒でアセトン可溶性成分の抽出
- ・汎用シリカゲル(未修飾)のカラム充填
- ・ヘキサン/2-プロパノールの展開溶媒を用いた抽出物のカラム精製
(3 mLずつフラクションを回収)



一方、「シリカゲル粒子径」、「シリカゲル重量」に関しては、高校生の皆さんで、二日間で与えられた合計4時間半の実験時間の中で完結できるよう、割り振られた5人で完遂できる実験条件を当日考えていただきました。
以下、実際の分離例となります。左から右の順で、各条件で3mLずつ回収したフラクションを示していますが、ここを読んで下さっている皆様は、どの条件がどのフラクションか分かりますでしょうか?(カメラの設定で色の濃淡のバランスに差がある点ご容赦下さい。)

実際の実験の場では、上記以外の条件も果敢に実験下さり、その後、2時間のうちに考察・発表資料をまとめ、発表いただきました。

(弊社別部門の社員からの質問にも
堂々とご回答下さいました。)
今回、高校一年生ということであまり化学構造式も慣れ親しんでいない、かつ、クロマトグラフィーというものに触れるのも初めてという状況だったのですが、「実験系の組み立て」、「結果のまとめ方・示し方」、「考察の深さ」、「時間を守ったスケジュール管理」はいずれも驚かされました。
特に、発表の場では、事前にこちらからはお伝えしていないような観点(すべての成分を分離する観点 と 欲しい一成分のみ分離させる観点、分取する場合の粒子径とカラムサイズがタイパ(生産性)に与える影響に関する観点)での発言や質疑に対する回答があり、「え?そんなところまで考えられていたの?」と、高校生の理解力の早さと発想の豊かさにこちらが唸るばかりでした。
今後もライフサイエンスSBUとして地域の皆様にご理解いただくべく、このような活動に参加して参ります。龍野高校の皆様、2日間お疲れ様でした!
(担当:大倉裕道、坂口阿南)