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よくあるご質問
FAQ
「酵素法」カテゴリー (8件を表示)
- 酵素反応は難しいのでは?
ChiralscreenⓇ スクリーニング用キットは、通常の合成試薬のように使うことができます。
スクリーニング後の検討項目は、
・基質濃度
・反応温度
・pH
・撹拌強度
・触媒使用率
・精製方法
等で、基本的には通常の触媒反応と同じです。詳しくは、使用方法をご覧ください。
- 酵素法は、基質特異性が高いので、汎用性が低いのでは?
様々な基質に作用する酵素もあります。
多様性の高い酵素ライブラリーから選択すれば、多くの化合物をカバーできます。
ChiralscreenⓇ は、様々な生物に由来する酵素から成る、多様性の高いライブラリーです。
- ChiralscreenⓇでは、どのような溶媒が使えますか?
水系のみになります。
リパーゼなどと異なり、有機溶媒中では速やかに失活します。
ただし、有機溶媒を5%程度添加することも可能です。
- 酵素法で基質が水に溶けない場合、反応は進行しないのでしょうか?
基質が完溶しなくても、反応は進行します。
有機溶媒を5%程度添加することも可能です。
- 酵素法では、精製は難しいのでしょうか?
一般的に酵素反応に必要な塩類や副原料は水溶性が高いので、生成物が溶媒抽出できれば比較的容易です。
- 酵素に由来する化合物の残留が気になります。
酵素に由来する化合物(エンドトキシン、タンパク質)などは、水溶性が高いので抽出等の操作によって除去できます。
生産菌に由来するDNAは、酵素の製造工程中に除去されるため、酵素中には含まれていません。
これら化合物については、複数の製品について分析実績があり、いずれも検出限界以下を確認しています。
また、酵素由来化合物の検出方法*は確立しております。詳しくはお問い合わせください。* エンドトキシンはリムルス試験で検出します。
タンパク質は呈色による比色定量や銀染色による検出を行います。
DNAはPCRによる増幅後に検出を行います。
- ChiralscreenⓇでは、菌の残留はありませんか?
ChiralscreenⓇ は、全ロットに対して生産菌の残留がないことを確認しています。
また、生産に使用している組換え菌の宿主・ベクターは、安全性が確認されたものを使用しています。
- ChiralscreenⓇ を使用する際に対応が必要な国内法規を教えてください。
国内法規に対する対応は、下記の通りとなっています。
・カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律):非該当
・化審法:非該当
・安衛法:新規
・消防法:非該当
法規は改正される場合がありますので、必ず最新版をご確認ください。
諸外国の法律は、別途ご対応ください。