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キラルカラム
Chiral Column

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SFC用多糖誘導体耐溶剤型キラルカラム

SFCとは気体と液体が共存できる限界の温度・圧力(臨界
点)を超えて気体と液体の密度が同じになり、2相が区別で
きなくなった状態で生じる特殊な流体(超臨界流体)を移
動相とするクロマトグラフィーです。
移動相には主にCO2が使用されます。超臨界流体は液体に
比べ低粘性で拡散が速いという特徴があり、カラム分離に
効率をもたらします。

SFC用多糖誘導体耐溶剤型キラルカラム

SFCのメリット

1. スピーディーな分離

超臨界流体は、低粘性・高拡散性のため、高流速の移動相で高い分離能が得られます。

 

2. 溶媒使用量を削減

移動相の主成分は CO2 であるため、使用溶媒量を減らすことができます。

 
3. 迅速なサンプルの回収

分離後、常圧に戻すことで移動相中の CO2 が気化するので、分取後のサンプルの濃縮時間を短縮できます。また、濃縮時にかかる熱
負荷も軽減することができます。

SFCの液化炭酸ガスをボンベから供給しポンプで加圧・圧送する作業は、高圧ガス保安法における『高圧ガスの製造』に相当します。 そのため、SFCは高圧ガス保安法の適用を受け(分析装置レベルであれば、第二種製造設備に該当)、カラムには法規に規定された強度が必要になります。

ご購入カラムの耐圧気密性試験結果をご希望の際はお問合せください。

SFC用キラルカラムの添付書類(オプション)
  • エンプティカラムの強度計算書
    ※高圧保安法特定設備検査規則に基づく強度計算書様式を使用
  • 材料証明書(ミルシート)
  • エンプティカラム図面
  • 耐圧気密試験結果

【高圧ガス保安法施行令改正について】

2016年11月1日、高圧ガス保安法施行令が改正され、内容積100mL以下の分析機器は高圧ガス保安法の適用除外となり、この基準を満たす超臨界流体抽出/クロマトグラフシステムは規制対象外となりました。

多糖誘導体耐溶剤型キラルカラム一覧

SFC分離例