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[Vol.073 2023年7月号]
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アキラルカラム第四弾「DCpak® PMPC」登場
(ライフサイエンス研究開発センター 永井)

弊社のアキラルカラム「DCpak® Pシリーズ」は、セレクターに高分子を用いていることが特徴です。 セレクターに高分子を用いることで、多点での相互作用や高い耐久性が期待されます。主にHILICモード, SFCモードで異性体分析や不純物分析に有効です。最近では、P4VPカラムが中分子医薬品の一つである、 ペプチド医薬品の分析・分取に有効であるとの報告もありました。
この夏、DCpak® Pシリーズに新しい仲間が加わります。その名も「DCpak® PMPC」! セレクターの構造である、 Poly(2-Methacryloyloxyethyl phosphorylcholine) からPMPCと名付けました。 DCpak® PMPC(5 μm)を今年7月末に、DCpak® PMPC(3 μm)を今年10月に上市します。

このカラムの特徴は、

  • DCpak®シリーズ初のベタインポリマータイプの固定相であり、
  • セレクターの親水性が非常に高い点が特徴です。
  • すべてのモードでお使いいただけますが、とくにHILICモード, SFCモードを推奨します。

メルマガ読者の皆様が一番聞きたいこと、「このカラムでどんなことができるの?」に関しては、

  • SFCモード, HILICモードで、ペプチドの不純物分析に有効です
  • SFCモード, HILICモードで脂質分析に有効です。とくに、テーリングしやすい(リゾ)フォスファチジン酸などの酸性脂質分析においてシャープなピークを与えます。
  • すべてのモードでお使いいただけますが、とくにHILICモード, HILICモードで、水溶性ビタミン類(下図)や、糖類・糖アルコール類の分離に有効です。

PMPCカラムをはじめ、DCpak®のシリーズのアプリケーションデータに関しては、今後どんどん発信予定ですので、お楽しみに。レンタルカラムもご用意しておりますので、気になる方は弊社窓口までお問い合わせください。

第26回 SFC研究会のお知らせ
(事業推進部 宮澤)

SFC*ユーザーの情報交換の場を提供するとともに、SFCの利用拡大を目指して活動する」を目的とし、馬場健史先生(教授/九州大生体防御医学研究所)が立ち上げられた”SFC研究会”。(*SFC : Supercritical Fluid Chromatography, 超臨界流体クロマトグラフィー)
弊社社員も事務局・運営委員会に参画し、微力ながらお手伝いさせていただいております。お陰様を持ちまして、本研究会は10年以上にわたり年2回ペースでの開催を重ねることができ、多くの企業・研究機関の方々にご参加・ご講演いただいてきました。(※過去の講演内容は研究会ホームページの会員限定コンテンツとして公開しています。この記事の末尾にURL情報があります。会員登録は無料です)
さて、これまでSFC研究会は基本的に東京・大阪エリアを開催場所に設定してきましたが、26回目の開催となる今回、思い切って北海道で実施することにしました!

コロナで出張自粛が続いたので、鬱憤の溜まった運営委員会が暴走…というワケではありません。馬場先生の「たまには遠出して、現地に宿泊前提で、参加者のみなさんとじっくり交流したい!」との熱意あふれるご意見にメンバー一同賛同し、敢えて首都圏・京阪神を避けて会場選定を行いました。その結果、SFC研究会員で過去にご講演もいただいている長田裕也先生(特任准教授/北海道大学 化学反応創成研究拠点)に北大にお邪魔して良いかご相談したところ快諾いただき、北の大地で初めての開催が決定、という次第です!
SFCのことをもっと知りたいという方、装置導入を検討中の方、ユーザーやベンダーと交流を深めたい方、出張したくて心の中の何かが臨界点を突破しそうな方(???)、会社を、上司を、先生を説得し、札幌行きのチケットを予約のうえ、ぜひ本会にエントリーください!みなさまの参加をお待ちしております。

~第26回 SFC研究会プログラム~

日時: 2023年8月25日(金)13時開会~17時40分(終了後、情報交換会を開催)
場所:北海道大学 化学反応創成研究拠点(ICReDD) ※ 現地開催のみとさせていただきます。
プログラム:

13:00―13:10
開会あいさつ
13:10―14:00
講演1 第一三共(小倉様)「DX推進による分析/分離/精製の加速化:創薬化学研究における実例」
14:00―14:50
講演2 北海道大学(長田先生)「自動合成ロボットと超臨界流体クロマトグラフィー装置との直接接続によるスマート合成システムの構築」
14:50―15:20
企業展示・コーヒーブレーク
15:20―16:00
講演3 島津製作所(藤戸様)「SFC/MSのイオン化メカニズムの解析」
16:00―17:30
ベンダーセミナー(6社)
17:30―17:40
事務局連絡・閉会挨拶

参加費:SFC研究会 … 一般 2,000円、学生 1,000円 情報交換会… 5,000円(予定)
※ 参加費は当日受付時に現金でお支払いください。
※ プログラム内容は変更となることがあります。
会員登録、参加申し込みはSFC研究会ホームページよりお願いします。

はじまる、激熱スポーツの夏
(ライフサイエンス研究開発センター 内村)

はじめに

キラきら情報通信をご覧のみなさん、こんにちは。イノベーション・パークで研究開発を行っている内村です。
メルマガコラム、さて何を書こうか…仕事のこと宣伝しようかな…この前参加した学会のトピック…、いや夏といえば熱い青春スポーツでしょ!ってことで、まったく仕事とは関係ないこと書いてます。
“キラル”も”カラム”もありませんが、最後までお付き合い頂けますと幸いです。

青春ってすごく密

多くの方が聞き覚えあるのではないでしょうか。昨年夏の甲子園、東北勢として悲願の初優勝を成し遂げた仙台育英高校・須江航監督の言葉です。
実は私、ミニバスケットボールのコーチをやっているのですが、ここ数年はほんとに辛かった。円陣組んで、大声でチーム一丸気合入れて、 ハイタッチして、抱き合って…もちろんそういうのは全部ダメ、時には練習することすらできない、コロナ禍では”密”は避けなければならないもの、 となってしまいました。こんな状況の中での須江監督の言葉「青春ってすごく”密”」って…(どう表現したらいいのか)…めちゃ刺さりました! けっこうな大人は思い出したはず、 青春ってそうだったなって。コロナ禍で過ごしてきた子供たちは、本当の”密”を知らない、味わっていない。 私の二人の娘 (現在中学3年生、小学6年生)もコロナ禍で学校生活を送りましたが、中学校、小学校最後の1年は”濃密”に過ごしてほしいなと思っています。

そしてはじまる、最後の夏

インターハイが7/22からはじまりますが、予選から各競技ともここ数年にはない盛り上がりを見せています。応援に制限がないのも一因でしょうか。そんな中、我が家でも2人の娘が中学校、小学校バスケ最後の夏を迎えており、”密”な夏を過ごしています。

ミニバス県大会に向けて我が家の壁の写真

人間って本来”密”を好む生き物なのでしょうか…コロナ禍で学生生活を送ってきたなんて関係ない、しっかりと青春やってます。彼女らを見ながら人との関わり合いや前向きな姿勢を大切にしていきたいなと思いつつ、スポーツを精一杯楽しむ熱い、熱い夏となりそうです。

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