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メールマガジン
[Vol.065 2022年11月号]
Mail Magazine
『動く取扱説明書』作成裏話
(ライフサイエンス研究開発センター でん)
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突然ですが皆様は、弊社公式YouTubeチャンネルで公開している「動く取扱説明書」をご覧になられたことはあるでしょうか。
耐溶剤型カラムの各品種のWebページに動画へのリンクがありますので、弊社の耐溶剤型カラムを探している際に目にされたことがあるかもしれません。
耐溶剤型キラルカラムの基礎的な使用方法から、使用する際の一般的な注意事項、分析条件の探索方法などについて、図やデータを交えた動画8本で解説しております。実はこれらは、当部門に所属する研究開発メンバー自らが収録をしておりまして、私もこのうちの1つを担当しました。
今回は、この動く取扱説明書を作成した際の苦労話にお付き合いいただければと思います。
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動画作成にあたって、せっかくカラムに付属している紙の取扱説明書と違う形でご提供するのだから、できるだけ手軽に視聴していただけて、分かりやすいコンテンツにしよう!というコンセプトで始まりました。
手軽に視聴いただけるように、ということで、内容に応じておおよその動画の長さが決められていたのですが、いざ収録を始めてみると、尺を大幅に超えてしまったり、一方で早口にすると聞き取りづらい上に短すぎたり……と、思う通りに話すことができませんでした。考えてみれば、しっかり時間を測って話をしたのは学生の頃以来で、そりゃそうだ、と納得したものです。
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分かりやすさといえば、声についても大変でした。普段話しているときには気になりませんが、録音した自分の声を聞くと、声がとてつもなく暗いのです。これでは聞き取りづらいですし、内容が頭に入ってきません。あと、全く楽しそうではありません。ではどうしたかというと、自分でも聞いたことのないような、2トーンくらい高い声を意識して出しました。その結果、聞き取りやすくはなったのですが、これ誰!?と自分の耳を疑うような声になり、公開前のチェックで聞くたびに恥ずかしくなってしまい、自分の動画を見返せなくなりました。 そんな風にむず痒い思いをしながらも、試行錯誤し、分かりやすくなるよう頑張りましたので、是非皆様にご視聴いただければ幸いです。
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